コミュ障夫婦が戸建てで子育て

途方にくれた夫婦が、小さな新興住宅地で、気難し屋の一男一女と暮らしています。周りを気にし過ぎてしまうあまり、周りは気にせず楽しく暮らす!と躍起になる妻と、趣味は音楽と読書で割と色々協力的な夫の日々。

ドリッパーから連想した3つの無駄話【朋輩(流星ワゴン)】【ビートルズ】【パフィー】

17日の記事で「ドリップコーヒーも夫が淹れた方がおいしい」と紹介されている夫です。

kodate-kosodate.hatenablog.com

 

 

夫が淹れるのはコーヒー、妻が入れるのはわーびー

先日、ドリッパーが割れました。
即、アマゾンで同じもの(カリタ製)を注文しましたが、
我が家はお急ぎ便を使うほどせっかちでもなければ裕福でもないため、
本日の到着まで数日を要しました。
さきほど、仕事帰りの私をカリタ製が迎えてくれました。
「このまま一杯!」といきたいところですが、夜も更けておりますので、とりあえず明日以降で。
それほど裕福ではない我が家でも手が出るそれほどプレミアムではない麦芽アルコール飲料でつかれた身体を癒しております。

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先代のドリッパーを割ったのは妻です。洗い物をしていて、手を滑らせたそうです。

妻は「すまぬ。割っちまった」と侘びを淹れて、ではなく、入れてきました。

私は「うん、うん」と話を聞き、私の方からも説明しました。
3週間ほど前、哺乳瓶を洗っていたら手を滑らせ、先代カリタにぶつけてしまったが、ヒビが入る程度ですんだ、と。その一部始終を君に話をした、と。
だから、今回の責任は妻である君だけにあるのではなく、君と僕で五分と五分だ、と。
私たちふたりは状況を理解しあい、おいしいコーヒーを取り戻すべく、すぐさまアマゾンのサイトを開いたわけです。

 

「五分と五分」からドラマ「流星ワゴン」を思い出した話

ところで、「五分と五分」といえば、テレビドラマ「流星ワゴン」です。

西島秀俊ふんする主人公(38歳)に対し、香川照之ふんする38歳の父が掛けるセリフです。
「わしとお前は朋輩じゃあ!五分と五分じゃあ!」のような使い方をします。

主人公は妻に離婚を突きつけられ、子どもは受験失敗で引きこもり。
生きる希望を失っています。逆小池百合子状態です。
「死のう」と思っていると、ひょんなことから同じ年齢の父に出くわし、人生をやり直す旅(?)に出るという話です。
主人公と父は性格が違い、主人公は父のことをうらんでいるような感じなのですが、父の愛情はなんだかんだで不変。
人生をやり直す旅の中で、主人公は知らなかった父の側面を知り、二人の関係性は変わっていきます。


このドラマ、私はなんとなく視聴したのですが、妻は「西島秀俊に興味がない」という理由であまり見ませんでした。
しかし、私が時と場所を選ばず、なんの脈絡もなく、「朋輩じゃあ!」「五分と五分じゃあ!」とほえていると、
妻は徐々に興味を示すようになり、最終回はなぜか一緒に見ていました。「この西島がー!」と文句を言いながら。

 

ビートルズパフィー(親の趣味に子どもを巻き込もうとした話)

ところで、「ドリッパー」といえば、ビートルズの「デイ・トリッパー」を思い出してしまいます。

アルバム未収録曲で、赤盤に入っています。
初期曲かと思いきや、アルバム「ラバー・ソウル」と同時期の発売なんですね。
そう言われてみれば、「トリップ」という言葉が入っているし、サイケといえばサイケか、という気もします。

 

ところで、「デイ・トリッパー」といえば、パフィーの「これが私の生きる道」です。
ギターリフ(ベース?)が思いっきり、ビートルズ風味となっていますね。
収録アルバムの「ジェット・シーディー」に入っている「ジェット警察」はザ・フーですよね。
そう言えば、昔、同じく「ジェット・シーディー」に入っている「マザー」という曲を、飲み会流れのカラオケで歌ったところ、

年配の方に「これはビートルズのパクリじゃないか。この人たちは丸々パクる人たちなのか」と詰問されたことがあります。
「パクったのはおれじゃねーよ」と言いたいところでしたが、スルーしました。
年配マンの言い分には一理あり、「パクリ論争」は古今東西、世の常です。

ただ、60年代、70年代に間に合わなかった世代からすれば、
洋楽ロックをさかのぼって聞き重ねれば聞き重ねるほど、現代の邦楽ロックの聞こえ方が変わってきます。聞こえなかった音やリズムに気づくようになります。
なので、遅れてきた世代には遅れてきた世代なりの楽しみもあるのかなと思うこともあります。

 幼稚園児が好きな歌

ちなみに、なぜ私が「これが私の生きる道」を持っているかというと、
きなこちゃん(幼稚園児)がフレーミング・リップスの「ヤー・ヤー・ヤーの歌 (君にあるパワー)」を気に入ったからです。
「アイアイ」やNHK教育テレビソングばかりを聴かされていた父からすると、「これはポップソング好きか!?」と色めきたち、
パフィーに手を出してみたわけであります。「子育ての極意は、親の趣味に子どもを巻き込むことと見つけたり」とはよく聞いた話です。
しかし、きなこちゃんはパフィーに興味を示しませんでした。「聞かん!」と強く拒否しました。
なのに、フレーミング・リップスをかけると、「わあっ、ヤイヤイヤイの歌だ!」と喜んでくれます。

 理由は分かりません。