【近居ストレス】義実家の突撃に強い家をつくる。【当日アポ】
不意の来訪
三連休初日のできごとです。
午後、義実家から、夫の携帯に、「あと30分位で行って良い?」と連絡が入りました。
…良くありません。
家中の散乱
リビングは、きなこちゃんのおもちゃと絵本と脱ぎ散らした靴下、その他、家族のよく分からないものに占領され、座るところはありません。
毎日、「掃除機かけたいなぁー」とは思いつつ、床に障害物が多すぎて、「明日にしよう」と数日言い続けたところ、とうとう隅にわたぼこりが。
洗面所もトイレも、明日しよう、明日しようと思いつつ、時は流れ、何だか変な色がついています…汗
(一行だけ、言い訳させて頂くと、子どもが生まれるまでは、割と掃除は行き届いていたのです。)
とにかく、30分間で、私が、洗面ボウルをぐわしぐわしぐわしと磨き、同様にトイレも磨いて、床にほうきもかけます。
夫が、ダイニングテーブルの食器をキッチンに運び、ソファを占領している洗濯物の山も、分別して移動させます。
よしいいぞ、と私が、リビングに掃除機をかけようとしますが、きなこちゃんが、自分のおもちゃと絵本を片付け…ない。
きなこの乱
私が、「もう、おじいちゃんとおばあちゃんがくるよ!おかたづけしようよ」と声をかけるも、
なぜか、「ひとりじゃできないー」と泣き崩れ、それならと夫が、「一緒にしようよ」と声をかけるも、何もしません。何やらご機嫌ななめのようです。
切羽つまった状況に、夫もイライラしたのでしょう、「もう、知らないよ!」とぶち切れると、
「ママー!(号泣)」
「ママもこっちお掃除してるんだよ、お手伝いしてよ!」
「ひとりじゃできないー!」
「できるでしょ!」
もう、私が床のおもちゃに構わず、強引にギュイーーンと掃除機をかけ始めると、
「ぎゃあーー!すいこまないで!」
阿鼻叫喚です。BGMは、これまた、もち太郎の号泣。
(先日書いた、「叱り方」がどうたらこうたらという記事を、夫婦に読ませてやりたいところです)
kodate-kosodate.hatenablog.com
ですが、まあ、とにかく、30分過ぎたころには、目立つ汚れは取り除き、おおまかにですが、部屋を片付けることができました。
(ただし、きなこはやっぱり何もせず)
狂乱の果てに
ピンポーン
無事、義実家の皆さんをお出迎えすることができました。
きなこちゃんは、久しぶりだし大泣きしていたしで、当初「はずかしいー」とモジモジしていましたが、そこは、遊んでもらいたがりのきなこちゃん。
少しずつ近づいたり離れたり、ふざけて踊ったりしているうちに、普段の調子にもどって大はしゃぎしていました。
もち太郎も、最初こそ人見知りして「ヒギャアー!」と全身で大泣きしていましたが、そのうち慣れて、キャッキャッと楽しそうに笑っていました。
私も、大人が大人数で、きなこ&もちと遊んでくれているのをキッチンで見ながら、残っていたお風呂や食器洗い、そして、夕飯の下準備まで少しできました。
「突撃訪問」はツライよ
義実家が突撃訪問してきて困る、という話は、ネットでも時折見ます。
夫の家族は、とても優しくて良い方々なので、「突撃訪問」などと呼ぶのも申し訳ない気がするのですが…。アポなしという訳でもないし。
しかし、多くの子育て世帯にとって、30分前は、(多分)突撃訪問です。
いつも、「うちがすっきり片付いているときなんて皆無に近いし、相手が誰でも突然の訪問は困るなぁ。せめて、前日までに連絡いただけたらなぁ」なんて思っていました。
まあ、突撃訪問する側は、こんなにも汚れた世界が実在するとは想像もできないのでしょう。
また、「散らかってても良いよ、良いよ」という言葉もよく言われますが、ここまで本当に散らかっていたら、さすがに怒り出すのではないのでしょうか…笑
(そもそも、「汚部屋なので私が恥ずかしいです」という話をしているので、先方が良くても全くよろしくないのです)
実母と義妹の話
ちなみに、私の母は、弟のお嫁さんに、「いらっしゃるときは、絶対電話してくださいね!」と常々言われているそうです。
最近、惨憺たる我が家の状況を見た母は、「散らかってるって、こういうことなんだねぇ」「絶対に急には行かないよ」としみじみつぶやいていました…
我が家の汚部屋状況が、ひとつの嫁姑関係の未来のトラブルの芽を摘んだと思えば、義姉として、喜ばしいかぎりです。
しかし、部屋は片づいた
でも、今日気づいたのですが、「まずい!急げ!」とスイッチが入って、家族みんなで取りかかると、片づけられないと思っていた、リビングの散乱も、洗面所もトイレも、30分間でどうにか見られるようになるものです。
主婦向け雑誌などに、よく「毎日ちょこっと掃除」とか、載っていますが、
私は少し完璧主義のところがあって、昔から、掃除するなら腰をすえて、一箇所を完璧にキレイにしたい、という考えでした。
しかし、もち太郎が生まれてからは特に、毎日、授乳や食事と離乳食作り、食器洗いや洗濯で手一杯になり、まとまった時間がやってくることはなくなり、それではかえって汚れがたまる一方です。
もう、片付けなんて、生命に直接関係しないし、後回し!無理!と思っていました。
毎日、散乱した部屋で、移動のついでにちょこちょことモノを元の置き場に戻したり、「定位置を決める」という説を知って、やたらとカゴ収納を増やしたりしてみましたが、焼け石に水で、一日中、「また散らかってる…」とストレスを感じていました。
たったの10分なら
でも、毎日30分、いや10分でも十分かも…。とにかく、何もしていない、休んでいる時間はまだあるなぁ、と。
その毎日10分間を、「よーいスタート!」で、今日のようにみんなで片付けたら、普段、「そこそこキレイ」をキープすることができるかもしれない、と思いました。
(毎日できない場合は、みんなで週末30分間、でも良いと思います。)
10分片付けのメリットは、
- お風呂のカビとりとか、キッチンの隅々とか、庭の草取りとか、深層の掃除にも手が回るようになる。
- 10分間位なら、自分一人ではなく家族を巻きこめる(かもしれない)。
- 最近お片づけが苦手なきなこちゃんも、一緒に楽しくできる(かもしれない)。
- その10分間をがんばったら、それ以外の時間、「また散らかってる…」とストレスを感じることも減る(かもしれない)。
やってみないと効果の程は分かりませんが、10分片付け、実践してみることにします。
そしたら、誰かが突然来ようとも、あまりストレスに感じないのではないでしょうか。
目標は、突撃訪問をやめてもらいたい、ではなく、自分が、突撃訪問に強い家をつくる!です。
一日の終わりに
夕方、遊びつかれて、もち太郎は天使の寝顔で、きなこちゃんはちょっぴりアホづらで、あっという間に寝てしまいました。
何だかんだバタバタしたけど、良かったなぁと思っていたら、ふと鏡の中の自分の姿が目に入り、
髪はボサボサ、服の肩口には、もち太郎の吐きもどしたミルクと思しきシミがついていて、
やっぱりこのままじゃだめだよ、と改めて強く決意した、妻・つま子でした。