コミュ障夫婦が戸建てで子育て

途方にくれた夫婦が、小さな新興住宅地で、気難し屋の一男一女と暮らしています。周りを気にし過ぎてしまうあまり、周りは気にせず楽しく暮らす!と躍起になる妻と、趣味は音楽と読書で割と色々協力的な夫の日々。

【プリキュア】幼稚園児のフランス語を聞き取れなかった話

幼稚園児のきなこちゃんが最近やたらと

「ぼん ぼん ****(注:聞き取れない)ぼんぼん♪」

と歌っています。

夫はずっと、「何事だ?呪文か?」と不思議に思っていました。

チェリー・ボンボン?

聞き取れないので、「んん?チェリー・ボンボンって歌っているの?」と困惑していました。

 

ある日、本人に聞いてみました。
「ぷりきゅあだよ。しらないの?」。答えはシンプルかつ生意気でした。
「知りません」と返したいところでしたが、心の中にとどめました。

 

これが、あの「プリキュア」だったんですね、と夫はようやく合点がいきました。
正式名称「キラキラ☆プリキュアアラモード(KIRAKIRA ☆ PRECURE A LA MODE)」。
テレビ朝日系の女の子向けアニメシリーズ。
プリキュア」は造語で、「プリティー(pretty)」と「キュア(cure)」を合体させているそうです。

www.asahi.co.jp

 

C'est si bon.

夫が聞き取れなかったのはイントロの歌詞だったのでした。

 

ボンボン セシボン イェイ(Yeah)! キラキラル ウイ(Oui)スタート スイーツ・タイム(Sweets Time)

 

きなこちゃんはフランス語を歌ってたんですね。
「ボン(bon)」が英語の「グッド(good)」で、「セシボン(C'est si bon. )」が英語の「イッツ・ソー・グッド(It's so good.)」だったんですね。

 

知人・同僚がやたらめったらピンク色のおもちゃを買わされている(買っている?)のを何度か見たことがありますが、あれが「プリキュア」だったのですね。
きなこちゃんは小さいころから、「いないいないばぁ!」や「クックルン」、「えいごであそぼ」が好きでしたが、とうとうピンク色かつ極彩色の世界にも足を踏み入れていたということなんですね。

Love me tender.

ところで、夫が聞き間違えた「チェリー・ボンボン」は、ベーシスト照井利幸さん(元ブランキー・ジェット・シティー)のソロプロジェクト、レイブンの曲です。

2004年発表のアルバム「限り無く赤に近い黒」の5曲目。

 

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歌いだしはこんな感じです。

 

ハイ!ハニー!ラブ・ミー・テンダー!
俺はほめられてるほうが
ハイ!ハニー!ラブ・ミー・テンダー!
伸びるタイプらしくて

 

聞き間違えた一節は次の部分です。

 

ハイ!ハニー!ラブ・ミー・テンダー!
甘酸っぱいチェリー・ボンボンで
ハイ!ハニー!ラブ・ミー・テンダー!
俺を愛してくれよ

 

実はCDを引っ張り出したのも数年ぶりなんですが、まじまじと歌詞カードを読むのも初めてです。


歌の主人公はパートナーにつらく当たられているのでしょうか。

甘やかさせてくれないのでしょうか。

やさしく愛してくれないのでしょうか。


ネガティブ方向の想像が続きましたが、音を聞いてみると、ベースはブリブリ鳴っていて、ボーカルのチバユウスケさんもハイテンションで歌っています。

曲調も踏まえると、主人公とパートナーの関係はうまくいっているのかも知れません。

 

www.youtube.com

 

「うるさいからけして」

せっかくなのできなこちゃんにも聞かせてみました。
「うるさいからけして」
答えはやっぱりシンプルかつ生意気でした。

 

きなこちゃんは今朝も楽しそうにプリキュアを見ました。

(追記・育児のこつ)親の趣味に子を巻き込む

追記。誰が言ったか知りませんが、楽しく子育てするこつは「親の趣味に子どもを巻き込む」ことと言われます。

アメリカのロックバンド、フレーミング・リップスの「ヤー・ヤー・ヤーの歌 (君にあるパワー)」がはまりにはまったことは以前の記事で紹介しましたが、「チェリー・ボンボン」はお気に召さず。「どんな曲ならフィットするかな」と探りを入れる日々が続きます。

 

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