コミュ障夫婦が戸建てで子育て

途方にくれた夫婦が、小さな新興住宅地で、気難し屋の一男一女と暮らしています。周りを気にし過ぎてしまうあまり、周りは気にせず楽しく暮らす!と躍起になる妻と、趣味は音楽と読書で割と色々協力的な夫の日々。

【咳喘息】せきが止まらなくて、医療機関を5軒まわった話【風邪の後】

これは現在進行形でちょっと困っている話なのですが、
タイトルのとおり、風邪をひいた後、せきが続くようになってしまった話です。

もしかして他にも同じ症状の方がいるかもしれない、とふと思ったので、自分の備忘録も兼ねて、書いてみることにします。

 

1度目の経過 ~はじまりはひどい風邪

数年前の4月、ひどい風邪をひきました。
とにかく、せき、たん、鼻水がひどかった。

そして、風邪が治っても、せきとたんは続きました。

 

内科Aにて

6月、内科Aを受診すると、百日ぜきの疑いとのことで、抗生物質などを出されました。(検査はなく、診察のみ)
その後、数回再診を受け、せきをしずめる薬などを出されました。

 

アレルギー科Bにて

8月、治らないため、アレルギー科Bを受診しました。アレルギーでは有名な先生のようでした。
胸部レントゲンの結果は異常なし。また、たんの検査の結果、アレルギーもなし。

今度は、せき喘息の疑いとのことで、吸入薬などを出されました。
その一週間後、再診と投薬。
10月、まだせきが続いていたので、また再診と投薬。

 

すると、その後、いつの間にかせきは出なくなっていました。

ここまで実に半年以上。それで治ったと思っていました。

 

 

 

2度目の経過 ~迷走する私

しかし。

その翌年の4月、また気づけば時々、せきとたんが出るようになりました。
始めは気にならない程度でしたが、続きました。

 

再度、アレルギー科Bにて

7月、再度、前年と同じアレルギー科Bを受診。
また、せき喘息の疑いで、吸入薬などを出されました。

が、今度は、一ヶ月ほど続けても、せきはおさまらない。

8月、再診。より強い薬を出されました。「3日で症状が改善するはず」とのこと。

しかし、強い薬を一週間服用しても改善せず、たんが喉をくだる感覚がありました。

 

耳鼻咽喉科・アレルギー科Cにて

それで、念のためセカンドオピニオンをと思い、別の耳鼻咽喉科・アレルギー科Cを受診してみました。

鼻のレントゲンの結果は、異常なし。 たんをしずめる薬などを出されました。
血液検査の結果を見ると、百日ぜき菌抗体の数値が高かったです。(特に先生から説明はなし)
一週間後、再診。抗生物質などを出されました。
さらに一週間後、再診と投薬。

9月、再診で、今度は、漢方薬を出されました。
10月、再診で、また漢方薬

 

治らない…。

最終的に漢方薬が出てきたあたりで、「え?体質とかの問題なの?」と、かなり不安になりました。(あくまで素人の勝手なイメージで恐縮ですが、漢方薬って体質改善とかのイメージがありまして…汗)
もしかして体質というか持病になったのなら、一生治らないこともあるのかなと。

 

この時点で、また半年以上、せきが続いたことになります。医療機関は3軒まわりました。この辺りになると、絶望しかありません。

 

耳鼻咽喉科Dにて

もう最後と思って、別の耳鼻咽喉科Dに行ってみました。


もう、それまで3軒の医療機関を転々としてきたので、症状を聞かれていちいちその場で考えるのも効率が悪いし、正確に伝えられないかもしれないと思って、今度は、これまでの経過や、せきの症状について、紙に書いて持って行きました。

 

私のせきの症状

せきは、のどの奥(?)がヒクッとする感じで、一日中出る日と、ほとんど出ない日とがある。
せきが出るのは、夜が多いというわけではなく、日中から出る。

どちらかというと、家にいる夜や寝ているときは出ないことが多い。なぜか、外食をしている夜は出やすい。
せきが出るときは、のどにたんがあるのを感じる。たんは、のどをくだる感じがする。たんは、白い(透明っぽい?)、粘りがある感じ。

 
先生は、ひととおり診察し、私の書いた紙にも目を通して、

 

「せき喘息だと思います」

 

と言われました。

それで、吸入薬などを出されました。
結局、アレルギー科Bの先生とで、ふたりの先生にせき喘息と診断されたことになり、やっぱりそうだったのか、と思いました。
とりあえず、何かしら病名が決まりそうなことに、安心したものです。

 

しかし困ったことに、当時、私は、その翌月には、その耳鼻咽喉科Dのある地域から転居することが決まっていました。
それを先生に伝えると、紹介状を書いてくださることになりました。

 

そして転居後。
もらった吸入薬をなどを使っていたら、また、せきはいつの間にか出なくなっていました。

よかったーと思って、紹介状は、そのままお守りのように持っていました。

 

 

 

3度目の経過 ~「きた!」…でも、去年の紹介状でもいいの?

そして、また翌年。せきは、忘れた頃にやってくるのです…。

今度のせきは、最初の年と同じように、風邪をひいたことが引き金になりました。
風邪が治っても、せきとたんは続きます。

 

耳鼻咽喉科Eにて

しかし今度の私は、「きた!」と思い、転居先の耳鼻咽喉科Eに、以前の紹介状を持って行きました。
でも着いてから、ふと、

 

「これ去年のだよね、時間が経ってるなぁ…。紹介状って期限とかあるのかな…?」と少し不安に。(気づくのが遅い。)

 

受付でビビる私

受付で、紹介状の封筒を差し出すと、怪訝そうな顔をされたので、どぎまぎして、

 

「以前も同じようにせきが止まらなくて、転居前の病院で紹介状をもらっていたんです。でも、一年前のものなんですけど…」と、早口で言いました。

 

私の説明に、受付の方はさらに怪訝そうな顔(というか無愛想な感じであまり返事もされなかった)をしながらも、一応受け取ってくれました。

 

いざ診察を受け、「どんなときに咳が出るのか?」など問診の後、
先生は、

検査をしていないから、前の咳と同じかは判らないんだけどねぇ…」と言われました。

 

内心、(えー。そりゃそうだけど、紹介状の意味ないのかぁ…)と落胆しかける私。

 

しかしその後、先生は、

「まあ、今回は、前と同じ薬を出しておきましょう」と続けました。

 

私(やったー)

 

また以前と同じ吸入薬などをゲット。 

その後、薬を全部使い切る前に、またいつの間にか、咳は出なくなっていました。

 

今回は薬をもらえたけど

そんな訳で、そのときは短時間で薬をもらうことができましたが、
あの感じだと、もし今度行くときは、やっぱり一から検査をすることになるのかな…。

(さすがに、今や数年前の紹介状になってますしね…よく分かりませんが、参考程度には持って行っても良いのかな?)

 

まあ、検査をしないと、今度の咳と以前の咳が同じものかも判らないし、そりゃそうだよね、とは思うのですが…。

これまでの経過を考えると、もしかしたら、また何軒もまわることになるかもしれないという思いから、なかなか腰が上がりません。

 

何といっても、これまで検査を繰り返し、たくさん薬ももらって、医療費がすごかった。

一回3、4千円(検査によってはそれ以上)かかかるのを、十数回は通院したと思います。

 

 

「せきが止まらない」で受診するときに大事だと思うこと

そして私が感じたのは、「せきが止まらない」と言って医療機関に行くときには、これまでの経過や症状を正確に説明できるように、あらかじめ準備しておいた方が良い、ということでした。

 

「せきが止まらない」というのは、単純そうで、かなり奥が深い問題のようです。

同じようにせきの症状を説明したつもりでも、病院によって言われることも、出される薬も結構ちがいました

もしかしたら、私が口頭でした説明が少しずつニュアンスがちがっていたかもしれないし、その時々の症状も少しずつちがったかもしれません。

 

その意味で、特に症状が長引いたときなどに、症状や経過を時系列順に紙に書いて持って行くのは、その場で聞かれて思い出しながら答えるよりも、より正確にたくさんの情報を伝えることができたと思うので、良かったと思います。


それから、私のケースに限った結果論ではありますが、耳鼻咽喉科Bで最初にせき喘息と診断されたとき、もう少し薬を使い続けて様子を見てみたら、病院を何件もまわらなくて良かったのかもしれない、とも思います。


でも、あのときは、一ヶ月吸入薬を続けても症状がおさまらず、その後、より強い薬でもせきがおさまらなかったため、不安になってセカンドオピニオンを、と思ったんですよね…。

どうしてあのときは吸入薬で治らなかったんだろう…?そこからラビリンスに迷いこんでしまった気がします。

 

 

 せきは今 ~なかなか病院に行けず

困ったことに、それから現在まで、数年経ちましたが、季節の変わり目に風邪をひいたりすると、せきが出るようになってしまいました。(結局、これって持病では…)

せきが止まらないと、肩が痛いし、何もしてなくてもすごく疲れるし、地味に大変です。

接客業の方などはもっと大変だろうなと思います。

ただの風邪から、つくづくとんでもないことになってしまったものです…。

 

なぜ唐突にこんな記事を書いているかというのも、今日、またせきが出ているからです。

でも、子どもたちが生まれてからは、ますます自分の病院から足が遠のいてしまって、本当にいけないな…、と思います。

(いつも私よりも先に、夫ときなこちゃんが風邪をひくのです!)

 

現在のせきの症状

私のせきは、以前とほぼ同じ症状です。現状で気づいたことを付け加えると、

何となくのどがイガイガするな、少したんがからむな、と思っているうちに、のどに違和感が出てきて、せきばらいのようなせきがケホ、ケホ、と、断続的に出てしまう。

 

そうしてせきを何回もしていると、段々のどの違和感が大きくなってくる。何となく腫れというか炎症が起きているっぽい感じ。
なので、なるべくせきはがまんするが、どうしても出てしまう。

 (うまくいくと、翌日には出なくなっていることもある。)

 

 

自己療法でやり過ごす日々

そのため、せきが出る日は、のど飴を口に入れていると、何となくのどが潤って、せきが出にくくなる気がします。

かなりイガイガして異物感で吐き気がするときもあるのですが、そんなときにも、のど飴はすぐ効いてくれるので、特に、外出時には欠かせません。

 

それから、せきをしすぎてのどが腫れてるっぽいときは、市販の炎症を抑えるのどスプレーをしています。
のどの奥に当たると、じんわりして、いかにも腫れを抑えてくれている気がします。

 

そうして、何となくまたせきが出なくなるまで、なるべくせきをしないように、炎症を起こさないようにやり過ごす、というのが今の対処法です。

 

 

最後に ~自己療法は推奨していません(汗)

これは私の個人的な体験談であり、せきの原因は、せき喘息以外にも色々あると思います。

また、せき喘息の症状の中にも個人差があると思いますので、こういう人もいるんだな、と他山の石程度に読んでいただけますと幸いです。

 

それに、せき喘息は、ほっとくと喘息に移行したりするそうなので、決して私の自己療法を推奨するものではありません…汗


という訳で、本来は病院に行くべきなのに行けていない、という話でした。
私ももし喘息になったらと思うと怖いので、そろそろまじめに考えようと思っています。