コミュ障夫婦が戸建てで子育て

『中年を自覚したくない病』の夫婦が、小さな新興住宅地で、幼児と赤子と暮らしています。趣味は音楽と読書な夫と、ミュージカルが観たい妻。周りを気にし過ぎてしまうあまり、周りは気にせず楽しく暮らす!と躍起になる妻と、わりと色々協力的な夫の日々。最近はニュース戯言多め。

【活動再開】昔ケミストリー好きだった妻とほぼ興味のなかった夫が十数年ぶりに聞き直してみた【エグザイル化】

「ケミストリーって、後期は迷走してたんだね。エグザイルに寄せすぎてないかね?ケミストリーの良さは『う~ふ~♪』なんだよ。後期は良さが消えてる」

 

たまに、「な~つくさが~♪」(※夏草)と「ポイント・オブ・ノー・リターン」を鼻で歌う妻が言いました。

 

「う~ん、たしかに似てるね。6枚目は、1枚目とは曲調も歌い方も違う。1枚目みたいに、あまり『う~ふ~♪』言ってないね。

ケミストリーってなんなの?日本のR&Bの男性ボーカルではなんか確立したというか、画期的なグループだったんじゃないの?」

 

当ブログで「趣味はCD収集(ジャズ・ロック・クラシック等)」と紹介されている夫が応じました。

 

妻の答えはこうでした。

 

「なんか難しいこと言うね。ケミストリーは『時代』なんだよ!」

 

そして妻は息巻きました。

 

「とにかくケミストリー復活だよ。なんか蘇るよね。やっぱりこの2人だよ!ひゅーひゅーだよ!」

 

夫は「妻も心なしか時代がかってるな…」と心の中でつぶやきつつ、まだまだ若かった15年前を思い出すようにひとりごちました。

 

「そうかあ。『時代』かあ。たしかに、あのころは『泣く子もだまるケミストリー』って感じだったなあ。わがはいも年を取ったなあ」

 

 


2001年にデビューし、2012年の活動休止を経て、今年活動を再開させた2人組の男性ボーカルユニット「ケミストリー」。

 

中古屋で大人買い

最近テレビでちょくちょく見るようになり、懐かしさを感じた妻の提案で、中古CDショップに行き、

 

  • 1枚目「ザ・ウェイ・ウィー・アー」(01年11月)
  • 2枚目「セカンド・トゥー・ナン」(03年1月)
  • 3枚目「ワン・バイ・ワン」(04年2月)
  • 4枚目「フォー」(05年11月)
  • 5枚目を飛ばして
  • 6枚目「リジェネレーション」(10年2月)

 

を買いました。
この5枚を一通り聴き、感想を言い合いました。
冒頭はその総まとめです。

 

ケミストリーはエグザイルに寄せてきていた、という仮説にもならない印象をかましただけですが、総まとめだけではもったいないので、以下、少し紹介したいと思います。

 

1枚目「ザ・ウェイ・ウィー・アー」

3曲目「ピーシズ・オブ・ア・ドリーム」

 

「あ~、これが『半端な夢』のデビュー曲かあ~」と懐かしんでいた夫は、そのうち、「スタタン、スタタン」と響く音が気になり、妻に尋ねました。

 

「これは何の音?リズムマシン?むかし、歌番組でよく聞いたけど、こんなに目立ってたっけ?なんならボーカルより目立ってない?」

 

妻は「歌番組でも『スタタン、スタタン』言ってたよ。ケミストリーは『スタタン、スタタン』なんだよ」と答えました。

 

6曲目「ポイント・オブ・ノー・リターン」

妻がいつもより威勢よく、「なあつくさが~♪」と歌いました。

 

 

2枚目「セカンド・トゥー・ナン」

1曲目「イット・テイクス・トゥー」

初っ端が鍵盤かと思いきや、謎のリズムマシン(?)で「スタタン、スタタン」。

そして「うぉううぉううぉう~♪♪」「おぉうぉ~ふぅぅう~ん♪」。

 

妻は「スタタンとう~ふ~♪のてんこ盛りだよ!」「セカンド・トゥー・ナンだよ!『何者にも劣らない』とは大きく出たね!確かにそうだった。まさにこの世の春だね。名曲ぞろいだよ」と興奮気味。

 

このアルバムも気に入ったようです。

 

10曲目「レッツ・ゲット・トゥゲザー・ナウ」

サッカー日韓ワールドカップの公式テーマソング。

それでも安定の「スタタン」です。「スタタン、スタタン」言っています。

ボーカル面では、川畑さんも堂珍さんも「え~ぇ~いぃお~お~♪」と歌いまくってます。

 

サビで夫が首をかしげました。

「サビの最後、というかサビの大盛り上がりのところで、『レッツ・ゲット・トゥゲザー・ナウ♪』と入れるところはなんでこんなにもたついているんだろう。15年経っても印象が変わらないな」。

 

メロディーの数と歌詞の数が合っていないのかな、歌詞を詰め込みすぎているのかな、とぶつぶつ続けましたが、

妻は、「何を言っているか分からない」と切り捨てました。

 

 

3枚目「ワン・バイ・ワン」

2曲目「アス」

妻は歌い出しを聴き、「『ふぅ~♪』って歌ってるね。まだケミストリーだ」と笑みを浮かべました。

 

10曲目「ナウ・オア・ネヴァー」

庭で洗濯物を干していた夫は、台所で炊事中の妻に、

「これはかっこいい。『う~ふ~♪』いってないけど、この変化はいい」

と言いました。

ネットで調べると、エム‐フロウとのコラボレート曲でした。

 

歌詞カードを並べてみると、この3枚目からコラボのクレジットが始まり、itunesに取り込んだ時に表示されるアーティスト名は「V.A.」になります。

 

 

4枚目「フォー」

1曲目「ヒア・アイ・アム」

1曲目が流れ出した瞬間、夫が「あれ、3枚目までの10秒間程度の短いイントロみたいな曲を1曲目に置くパターンが変わっている」と声を上げました。

 

急いでネットで調べると、未購入の5枚目「フェイス・トゥ・フェイス」では「1曲目小ネタ」のパターンが復活しているようです。

 

「ほう、なんかあったな」と夫はほくそ笑みました。

 

妻は「でも、まだ、『う~、ふぅ~♪』って歌っているね。ケミストリーだ」。

黒人を想像させる歌い手が「エビシン・ゴナ・ビー・オーラー♪」とコーラスを入れ始めた終盤では、夫婦は「これはいいね」を目を合わせました。

 

 

6枚目「リジェネレーション」

1曲目「ゴー・アローン」

「あ、エグザイルに寄せた」。

再生ボタンを押した瞬間、妻が「あ、違う」。

今回の記事では、「ピーシズ・オブ・ア・ドリーム」では「スタタン」に言及するなど「リズム」に注目していますが、このアルバムではいきなり「トン、トン、トン、トン」。

「スタタン」と「トン、トン、トン、トン」。この違いは大きいなあと感じながら聞いていると、1分5秒あたりから始まるサビで違和感が爆発しました。

 

エス、アイ、ゴー、アローン♪

 

妻は我慢ならない様子で、「エグザイルになったね。嘆かわしいよ。みんなで踊ろう、みたいなリズムで」とぼやきました。

「『う~、ふぅ~♪』とも歌っていないよ」

 

たしかに、「スタタン」は2人のボーカルを支えている印象のリズムですが、「トン、トン、トン、トン」は三代目ジェイ・ソウル・ブラザーズ・フロム・エグザイル・トライブの「R.Y.U.S.E.I.」を思い起こさせます。「ランニングマン」という踊りを流行らせた、あの曲です。

 

YOUTUBEで「R.Y.U.S.E.I.」を確認してみると、妻は「ゴー・アローンの方がむしろエグザイルっぽいんじゃない?」。

 

発表は「ゴー・アローン」が10年。「R.Y.U.S.E.I.」が14年。

 

夫は、「ケミストリーの方が先じゃねえか!どうなってんだ、ケミストリーとエグザイルの関係は!謎はますます深まるばかりじゃねえかあ!」と叫びました。

 

おわりに

私たち夫婦はケミストリーの初期しか知りませんでした。

私たちが知らない間に、ケミストリーはどのような変化を遂げていったのでしょうか。

私たち夫婦の認識では、ケミストリーはデビューと同時に大ヒットし、「なぁあつくぅさがあぁぁ♪」などで時代の寵児になりました。

妻の表現でいうと、「ケミストリーくん、君たちこそ『時代』だ!」という現象が起こりました。

 

しかし、そこまで売れに売れたからこその苦悩もあったのだろうと思われます。

 

男性のR&B方面でケミストリーの次に大売れしたのはエグザイルです。

6枚目まで聞いてみた限り、ケミストリーを聞いているのに、エグザイルの存在が漂っています。これはなんなのでしょうか。

 

深まった謎を解き明かすためには、5枚目「フェイス・トゥ・フェイス」を聞くしかないのかもしれません。

 

余談

余談ですが、ケミストリーの変化はアルバムジャケットの写真を見ていても興味深いです。

 

1枚目と2枚目は、表と裏を反対にするという挑戦的なスタイルです。実際にCDを取り出すためにアルバムケースを開けてみると一目瞭然なのですが、1枚目と2枚目は、通常の「裏」側からケースを開ける仕組み(スタイル)になっています。通常の「表」側に曲順やバーコードが印刷されています。

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左が2枚目。右が6枚目。左のジャケット写真が大きいです。


おそらく、通常の「裏」を表にすることでメーン写真を少しでも大きくする狙いがあったのではないかと思われますが、とにかく開けにくいのが難点ですね。

 

もうひとつ余談ですが、6枚目では川畑さんがボクシングを始めたようです。

「ジャケ写ではいまいち分かりにくいなあ」というあなたのために、歌詞カードの裏表紙も撮影してみました。

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一昔前に流行った「サウナスーツ」を彷彿とさせるウエアに身を包みトレーニングにいそしむ川畑さん。隣の堂珍さんは眠そうです。この写真は何を意味してるのでしょう。


ジャケットを見た妻は、

「オードリーの春日が体を鍛え始めたときを彷彿とさせるね。体を鍛えることはボーカルにもいいのかもしれないけど、なんでアルバムに載せたいと思ったんだろうね。全盛期にはなかった自由感がそこにはある。

このジャケ写のふたりの対比には、いかにも音楽性の違いとか言い出しそうな危うさがあるね」

と、テキトーなことをぬかしました。(コアなファンの方申し訳ありません。)