コミュ障夫婦が戸建てで子育て

途方にくれた夫婦が、小さな新興住宅地で、気難し屋の一男一女と暮らしています。周りを気にし過ぎてしまうあまり、周りは気にせず楽しく暮らす!と躍起になる妻と、趣味は音楽と読書で割と色々協力的な夫の日々。

便秘の子どもと浣腸の攻防

ブログ再開後、2回目の更新です。

前回の予告どおり?早速、時系列を無視して、前に下書きに書きかけていた話をします。

 

以前の記事で本質を見極められなかった息子は、まだオムツの頃、ひどい便秘でした。

 

kodate-kosodate.hatenablog.com

 

ひどい便秘

2、3日めぼしい大きさの便が出ないと、部屋の隅で体育座りをし、顔を赤くしながらうーん、うーん、と一生懸命いきんでいる姿を見かけるようになります。

 

それでも、一度便が溜まるとなかなか自力では出せないようで、オムツにはごく小さなコロコロ便や、茶色い便汁だけがついています。本人も、何だかお腹が不快そうにしています。

 

そうなると、浣腸や下剤に頼ることになります。

 

浣腸の手順

お尻に挿入するのはパパの仕事。息子も大きくなって、ママでは制御できないほど大暴れするからです。

 

浣腸をする時は、ママが普通にオムツを替えるふりをして、部屋の隅でボーッとしてるふりをしていたパパは、ママの背後から徐々に、そーっと近づきます。

タイミングを見計い、息子の身体を二人がかりでガッチリとホールドします。

「!」「いーやーだ!」「やーめーて!」

息子が泣き出し、激しく暴れようとするので、可哀想になりますが、怪我をしないようにこちらも必死で押さえます。

 

パパがポケットに隠し持っていた浣腸をサッと挿入して液を入れます。

その後ホールドを続けながら、薬が漏れてしまわないように、1〜2分程度、ママがお尻拭き等で肛門を押さえ続けます。

「はい、もう終わったよ!」

新しいオムツに替えて完了です。

 

息子の気づき

便秘が慢性化して数カ月の頃でしょうか。この間、息子は成長し、

 

①うんちが出てないとお尻にとんでもないものを入れられることがある。

②入れられるのはおむつ替えの時である。

③とんでもないものを持って、お尻の穴を攻めてくるのはパパである。

④よって、うんちが出てない時のおむつ替えではパパの居場所を確認する必要がある。

⑤パパのズボンのポケットが怪しい。

 

…と考えるようになったらしく、おむつ替えの時、息子はパパに、普段履いているハーフパンツを「脱いで」と言うようになりました。

 

パパはブリーフ姿になれという非情な要請に戦慄しますが、全ては愛する息子の便秘解消のため。

パパがハーフパンツを脱いで、両手を上げて、「これで良い?」と見ると、息子はようやくママのオムツ替えの声に応じ、仰向けになりました。

 

しかしこの時、パパは、ポロシャツのポケットに浣腸を隠し持っていたのです。…幼児、またまだ詰めが甘い。

 

果たして、この日の浣腸も成功。

 

しかしその後、賢い幼児は己の失敗から学び続け、浣腸タイムの難易度はますます高くなっていくのでした。

 

便秘だった息子の現在

浣腸を巡る親子の頭脳戦は、しばらく続きました。

当時、このまま一生便秘かと思われた息子ですが、オムツが外れてトイレに行くようになると、いつの間にか便通がスムーズになり、今ではすっかり快便小僧になりました。

オムツではいきみにくかったのか、まだ腹筋が未熟だったのか分かりませんが、まさかあの便秘が治るとは、と驚いています。

 

便秘については苦労したので色々と書きたいことはあるのですが、とりあえず今日はここで。