練習はしないけど、習い事は続けたいと言う子どもの矛盾
例えば子どもがピアノを習っていて、毎日親が声をかけないと練習しない。
よくありそうな話です。
親が、「ピアノが好きじゃない人は、別に習わなくて良いんだよ。お月謝が勿体ないし。」と言うと、
「やめない!ピアノは好き!」と叫んでピアノの所にダーッと走って行き、
ピロリロリン、と表現したくなるような短さでたったの1、2曲弾いてきて、
「弾いたよ」と言って、また遊んでいるのです。
「えー!もう終わったの?親に言われないと弾かない子が『ピアノが好き』なんて話、通用しないよ。そんなんだったら辞めようよ」
「じゃあもっと弾く」
「明日からちゃんと弾く」
…の繰り返しです。
自分から毎日練習しない時点で、モーツァルトやのだめになれる可能性は極めて低いし、こんな調子でピアノ教室に何年通ったって、そこそこ弾けるようになるかどうかも怪しい。
弾かないのに「ピアノが好き」という子は、一体ピアノの何が好きなのでしょうか。
ろくに練習しないのにダラダラ続けて、その先に何があるというのでしょうか。
これが自分の習い事だったらすぐに辞めてやるところですが、子どもが「やめない!」と言うのでまだ辞められない、子育ての訳の分からないところです。